九州・沖縄の新駅
九州・沖縄地方の新駅や新駅設置計画をまとめました。ある程度設置が具体化してきた新駅を中心に、位置や開業予定時期をご紹介します。
日豊線「仙巌園駅」
日豊線竜ケ水~鹿児島駅間。世界遺産に指定されている仙巌園の前に設置することが構想されています。2020年度中にJR九州と覚書を交わし、2024年度の開業を目指しています。仮称は「磯新駅」でしたが、2024年3月に「仙巌園駅」と決まりました。2025年3月開業予定。
鹿児島線「貝塚新駅」
JR鹿児島線千早~箱崎間。千早駅から2.3km、箱崎駅から1.7kmの位置。福岡市営地下鉄箱崎線・西鉄貝塚線貝塚駅の東側に設置し、両駅と跨線橋などで連絡します。
近接する九州大箱崎キャンパス跡の再開発に合わせ、周辺住民で構成する「九大跡地利用4校区協議会」が、新駅設置をJR九州に働きかけるよう福岡市に要望書を提出。JR九州や福岡市、九大などが協議を重ね、2020年10月16日に、新駅設置が正式発表されました。2025年の開業を目指していましたが、2027年に延期となりました。駅名は当サイトによる仮称です。
豊肥線「三里木~原水間新駅」
JR豊肥線三里木~原水間。三里木駅から1.3km、原水駅から1.9kmの位置の、町図書館南側付近に設置します。
菊陽町が2021年に策定した「菊陽町都市計画マスタープラン」に新駅設置を記載。JR九州に新駅建設を請願してきました。
沿線の人口増加や台湾積体電路製造(TSMC)の進出を背景に、JR九州が請願を受諾。2023年に12月20日にJRと町が新駅建設に関する覚書を締結しました。
工事着手は鉄道施設は2025年度、駅舎や駅前広場などの周辺施設は2026年度の予定。2027年春の開業を目指します。総事業費は16億円で、全額町が負担します。
南阿蘇鉄道高森線「長陽・立野間新駅」「見晴台・高森間新駅」
南阿蘇鉄道線・長陽-立野間(南阿蘇村)と、見晴台-高森間(高森町)の新駅計画です。見晴台-高森間は、高森湧水トンネル公園に隣接して建設します。いずれも同線が復旧する2022年度に開業予定でしたが、最終的に見送りとなりました。
西日本鉄道本線「桜並木駅」(開業済)
西鉄線・雑餉隈 - 春日原間(福岡市)。雑餉隈から南東約600m離れた場所で、県道49号大野城二丈線との交差部分付近、西日本鉄道雑餉隈自動車営業所の隣接地です。JR南福岡駅から約700m。2021年度開業予定でしたが、高架化工事の遅れにより2023年度後半になる見込み。正式駅名は未定。2021年11月に駅舎デザインを公表。同12月に駅名公募を実施し、2022年7月22日に「桜並木駅」と決定。2024年3月16日開業。
JR大村線「新大村駅」「大村車両基地駅」(開業済)
大村線竹松駅-諏訪駅間に「新大村駅」、松原駅-竹松駅間に「大村車両基地駅」を建設。2022年9月23日開業。新大村駅は九州新幹線の駅と併設、車両基地駅は新幹線の車両基地と隣接します。いずれも大村市の請願駅で、2022年度の九州新幹線長崎ルートの開業にあわせて開業しました。駅名は2020年11月26日に正式決定しました。
令和コスタ行橋駅(開業済)
平成筑豊鉄道田川線行橋-美夜古泉間。行橋から1.5km、美夜古泉から1.0kmの位置にあります。2019年8月24日開業。
JR筑肥線「糸島高校前駅」(開業済)
筑肥線・波多江-筑前前原間(糸島市)。両駅のほぼ中間点(両駅から1.3kmの位置)に設置されます。名称は正式決定です。周辺の土地区画整理事業にあわせて設置される請願駅。当初は「浦志新駅」の仮称でした。糸島高校から徒歩5分程度。2019年3月16日開業。